三ツ沢で楽しむ
2008年 05月 23日
もちろん女の子である。
とにかく男の子が生まれない。
娘3人と合わせて計5人とも女の子。
まあいいけんどよ!
本来ならば病院に行ってご対面なんだろうが、オラァのばやいは違うだやぁ!
昨夜は三ツ沢でキリンカップ、コートジボワールVSパラグァイの試合を見る。
さるお方にチケットをいただいたからだ。
いやぁ、すごかった。
とりわけコートジボワールはなんなの!!!!
カルーとドロクバ来てたらどうなっちゃうの!
16人しか来ていなくて、2番なんか攻撃的MFの位置だし。
右DFの17番は後半途中からはボランチだし。
左DF3番の速さとドリブルどんだけ〜〜!
2番のタッチの正確さと、でっかくてもうまさがあるーもう基本がしっかりしているのである。
12番も強いよね。
まあ全員がとにかく強くてうまい。
とにかくほとんどのパスがサイドキックで速くて強いくさびをガンガン入れてくる。
それをきちっとリターンする。
パラグァイのボランチを含めたDF陣ボールとれないもの。
基本的なキックがきちっとされている。
アフリカ選手としての身体能力のすごさもさることながら、基本プレーの正確さがオラァには驚異的だった。
たぶん、マスコミはこの身体能力のほうにどうしても行き勝ちではあるが、とにかく基本んプレーに忠実なところ、本来サッカー選手として一番大事なところを見せてくれたような気がするのである。
そして得点場面では右サイドの17番がオーバーラップした時、3対3の場面になり、最後は真ん中の一人もつり出され、守備側から見て1対2になっちまってパラグァイは失点するのである。
サッカーに於けるデインジャラスな場面と云うのが、この2対2、3対3、あるいは1対2であるということが象徴的なシーンであった。
こういう状況をどれだけ作れるかが得点シーンにつながるということだ。
ではそれ以外に得点パターンがないかというとそうでもない。
パラグァイの得点シーンがそれである。
この試合、パラグァイはなかなか連動した動きの中でのチャンスが少なかったと思う。
相手の裏に走り込んで、ロングのボールを狙って惜しいシュートを打ったりもしていたし、ロングシュートやら、後半でも浮きボールとロングを多用し、自分のペースを作った時に決定的なチャンスも作っていた。
でも、コートジボワールほど、印象的ではなかった。
後半、途中に11番が出てきて流れが完全に変わったのである。
この11番はちょっと太めのルーニーみたいな選手である。
こいつが出てきてすぐ、相手DFを背中にしょっての切り返しが2発。
おんなじ切り返しなんだが完全に前を向けちゃうんだな。
かつておいらが学生時代、同級生のキンちゃんがやってたきりかえしだ。
そしてこいつが足が速くてごっつくて強引なんだな。
典型的なルーニータイプである。
ボールをもらう前にすでにDFとのプレッシャーのかけ合いが始まっている。
そして1対2で二人を相手に交錯しながら、強引なシュートが見事に決まる。
その後も、こいつがボールを持つと反則しないととまらないのである。
パラグァイは決して技巧派ではない。
南米らしくないのだが11番に象徴される強引なチーム。
コートジボワールはす〜っとスライディングの足が延びてくるから不思議だ。
あれだと日本の選手はよっぽど早くパスしないとみんなとられちゃうだに!
中澤、闘莉王はヘッドは勝ててもあの早くて強いくさびパスとそれに絡んだパス、そして突破にどう対応するのか大変である。
それから右サイドはもっと大変だに。
2番、3番は止められない。
反則しないと止まらんし、内田や駒野ではちょっとばっし荷が重いかも。
岡田監督に提案するとすれば、このポジションは最初から「45分で交替させる」ぐらいでないと。
ボランチも大変だと思うな。
岡田ジャパンきびしいけんど頑張ってほしい!
飛ばされるでぇ!
てなわけで、ひさしぶりにいいサッカーを見せてもらった気がいたしました。
ワールドクラスのサッカーはヤッパしちがう!
それから、ボールの性能がほんといいだけに、インサイドキックの正しい蹴り方がどれだけ大事かということがよくわかりました。
11番の切り返しやら、FWの前に行く強引さ等、改めて勉強させていただきやした!!
チケットを渡した中学生諸君、ここまできちっと観察できたんかいねぇ!
すごいすごいと思ってるだけではうまくはならん。
ちょっとでも自分のものにしないとね!
