北京オリンピックへ

かつてはオリンピックに出場する為には、宿敵韓国に勝たないといけなかった。
大きな壁であった。
悪夢の日韓戦の多かったことはどれほどか。
ここんとこは日本サッカーのレベルが上がり、お互いに出場出来るようになり、必ずグループが違うので戦うことも少なくなってきたと思う。

メキシコオリンピックの予選での韓国とのゲーム。
引き分けに終って日本が出場出来たわけだが、たしか9月の中旬だったと思う。
3−3で迎えた時、韓国のシュートがバーを叩いた。
あの場面、あのシュートの軌道が未だによみがえるときがある。
GK横山が後ろ向きにセービングしながら頭を越したボールを見つめる場面。
五輪予選の最終戦ってなにか凄まじいものがあるよね!

サウジ戦、日本はほんとに頑張ったと思う。
両チームとも反則も少なく、近年まれな爽やかなゲームでこれも歴史に残る名勝負になるかもしれない。
前半、広島の青山のカバーリングがなかったら確実に失点していた。
よく止まったもんである。
細貝の頭からスライディングして相手のシュートを防いだ場面。
前半は相手のスピードについていけず、前を向かれる場面も多かったが、後半は相手攻撃陣を前を向かせず、インターセプトの数は見事だったと思う。
最後まで集中力が途切れなかった事、絶えず高い位置で勝負した事、そして走り負けなかったことが北京への道を確定した。

出場した選手は交代もなく、ほんとよくやったと思うが、全般を通して、あらゆる場面で顔を出していた、柏木がこの試合のMVPだったのは異論ないと思う。

おめでとう!
by gsfc_aoshima | 2007-11-22 05:55 | 日本代表