ちょっと恐い話

怖いと云うか、ち〜〜〜〜〜〜っと鳥肌が立つ!

8月13日は旧盆の最初の日。
その朝早くに、オラはオヤジの墓があるお寺にいた。
「迎え火」をたくためだ。

6時半に、オラと弟の茂助、そして母親の3人でだ。
お寺は家から歩いて5分ぐらいのところにある。
もちろん、静岡県は車社会なんで、どんなに近くてもクルマでのりつける。

すでに、お寺には朝早くにかかわらず、おまいりの人がいる。
こういうのはもっと早くに迎え火たいてあげんといかんと思う。
故人ははやくに天上から馬に乗ってやってくるわけでもっと暗いうちから待っていてあげんといかんという事だな。

オラの実家のお墓は、ばあさんと、おやじのふたりが眠っているが、このふたりは生前仲が悪かった。
なにかにつけ、ぶつぶつ言い合っていた。
だから、オヤジの骨壺はばあさんのとはお墓の中でも端と端に寄せて離してある。
狭い中でも喧嘩せんように多少の配慮はしてあるのだが、あんまり居心地はよくないかもしれん。
だから、この日もおふくろさんがいうことにゃあー「わたしは別のお墓でひとりにさせてもらえんかねえ!」
まあ、そういう考えもわからんでもないな。

松に火をつけて迎え火をする。
それから、母親と写真を撮った。
なにげに正面からオヤジとばあさんの入っているお墓をパチり。

合宿にパソコンを持っていく。
写真を撮って、パソコンに入れていくわけだ。
なにせ、メモリーが1枚しかないし、どんどん入れこんで、メモリーを消去していかんという事でだ。
このお墓の写真も合宿に連れて行った。
そして、パソコンに落とし込んだ。
8月15日、この写真も確認
「うん?ちょっとおかしいなあ!
お墓だけの写真がピントが合っていないというか、ピンとこないというかおかしい」
しゃれ言ってる場合じゃないけんどよ。
なぜか鳥肌が立つのである。
だから、すぐ閉じた。
合宿は続くし、写真もとっていたんだが、そのお墓の写真は中学生の合宿のとき、再度見た。
やっぱりおかしいのである。
もちろん、鳥肌がなぜか立つ!

夕食のあと、五光牧場のスタッフと歓談。
お墓の写真の事を話題にした。
「見る?」

吉沢社長が見る。
「直助さん!
いるじゃあない!
ふたりもよ!
女の人がよ!」

社長の妹さんも見る。
「あらあら、はっきり写っているわねえ。
でもやさしい顔しているから、大丈夫だわよ!」

バイトの高校生も寄ってくる。
この連中はほとんど口をきかない。
奈良の学校から研修という事で、毎年五光牧場にやってくる。
ちょっと、コミュニケーション障害というか、なかなか他人と話が出来なくて、オラともぜんぜん口を交わさない。
ただ、この時ばかりはなぜか急に、「ああ、いますね!はっきり写っていますよ」だと。
めっきりくらい顔だと思っていた彼らだが、その時ばかりはとっても明るくいい顔していた。
「いい高校生だよな!なにが原因でおしゃべりできなくなっちまったんだろう」内心そう思った。
霊を見たらおしゃべりできるのかい!
おもろいやんけ!
その後は、彼らとはなにげにしゃべるようになり、オラの事を認知してくれたのかもしれん。

とにかく、その場ではほとんどの人が鳥肌立てていた。
妹さんのお言葉
「お盆だからみんな帰ってくるのよ。でもあんまりお墓を写真で撮ったりしない方がいいし、夜お寺にも行かない方がいいですよ。
「直助家のお墓にももやがかかっているけど、おとうさんの霊ではないとおもう。まだ来ていないんじゃない!馬と牛、間違えて乗ってきているのかもしれんね」

いい霊だそうで、どうちゅうことはないようだが、オラのパソコンにいまだに入っているわけで
削除したり、ゴミ箱にいれて消去もできるのだが、どうもそんなことすると災いがくるかもしれんしちぃ〜〜〜〜〜〜っと困っている。
ただ、暑くてかまわんときには、この写真を見て、すぅ〜〜〜〜っとすることにしている。
寒くなるずらよ。
もちろん、合掌してからだ。
なんまんだぶ、なんまんだぶ、なんまんだぶと3回云う事にしている。

ここに載せてもかまわんのだが、見た人が眠れなくなる可能性大だし、バチあたるかもしれんしよ。
どうしてもという事であれば、メールで写真を貼付してあげようとおもっているずらよ!
by gsfc_aoshima | 2006-08-27 23:28 | どうでもいい話