昔の仲間その2

昨夜は、早稲田サッカーの轡田大先輩、1級上の田中先輩、同級生の山岡、工藤、金城、3級下の堀尾の6人で飲む。
そのほかにも関係者多数いたが、サッカー関係はこの6人だ。

3級下の堀尾は昔からマサカっチャンと呼んでいた。
不思議な男だ。
ア式蹴球部は1年で退部したが、クラブにはずっと出入りしていた。
この男、岡山出身で、極端にやさしい、おだやかな、そしてテンポがゆるやかな事、この上ない。
そして、いつもにこにこしている。
山岡とふたり、おんなじ会社に就職して、苗場スキー場で働いていたときも、苗場に来て,社員寮に寄生していた。
それも1ヶ月もいた。
「キリギリス」というあだなの異様に背の高い早稲田の学生も寮に来た。
べつに、このふたりスキーするわけでもなく、まあ1ヶ月寝ていたと云うか、やどかりみたいな暮らし方をしていたのである。
食事はみんなから食券をもらって、アルバイトかのような振る舞いで食べていた記憶がある。

マサカッチャンはその後も、山岡家に下宿していたりして、生活していた。
得意のやどかりでだ。
OBからの招待試合で福島に行ったときも付いてきたので、むりやり試合に出てもらった事もある。

面倒見てあげないと気にかかってしょうがないという典型的なタイプで、その後も、「トンガ』というあだなのかわいい女の子の家に養子にはいっている。
宮本から堀尾にだ。
文字通りのやどかりなんだが、いまではそのヤドカリも大きくなって、トンガのおとうさんの会社を背負っているらしい。
みごとなまでのヤドカリ人生だ。
但し、あたまはつるつるになっちまった。
ヤドカリもそれなりにストレスがたまるそうでしてね。

昨夜は、ほんとひさしぶりにいろいろ話をした。
「直助サンにはメチャメチャ走らされた。
ひどい人だ。
鬼だった!」
一応、ごめんと云っておいた。
「でも、直助サン達以来、黄金時代が続いたんで、みんな良かったとおもっていますよ」
と、云ってくれた。

駅への帰り道、
「OB会に入ったら!。推薦するよ」
すこし、うれしそうな顔をしていた。

今夜は、早稲田の祝勝会が上野の東天紅である。
たかが2部の優勝と1部昇格なんで大騒ぎするほどのことはないのであるが、工藤から
どうしてもでてほしいとの話もあり、一応出席する事にした。
挨拶して欲しいと云ってるわけではなく、学生の飲み食い代が足らんらしいとの事。
「会費補充係かい!」

オラが、びしばし、むちでしばいた下級生が出てくるかもな。
楽しみだ。

おら達が1年生の時しばいてくれた4年生も出てきてくれたらうれしいいのにな!
しあわせなサッカー人生でして、ハイ!
by gsfc_aoshima | 2005-12-07 06:26 | 昔の仲間シリーズ