林寛くん

林寛くんという子はジュニアの3年生。
キッズの年中からサッカーを始めているので5年目。

寛くんのお父さんがアメリカに転勤になり,ご家族も行くことになり,一週間前の公式戦が最後となった。
3年後に戻ってきそうとのこと,身も心もグローバルになって帰ってきてほしい。

引っ越しやら,進学やらでクラブを辞める子も中にはいる。
ジュニアのこどもを、ひとりだけ、このブログで取り上げたのは実は今日が初めてだ。

2010年の南アフリカで行われたW杯の時、寛くんはキッズの年長さんだった。
サッカーはご両親に連れられて、ただなんとなくやっているという感じだった。
その子がW杯が終わったら、まったく違う幼稚園児になっていた。
サッカーに目覚めたというか、なんといえばよくわからないが感化されたといえばいいのだろう。

それまでは目だたない格好だったのに、着てくるユニホームはヨーロッパのチームのユニに変わった。
サッカーへの取り組みもほんと熱心になり、積極的に練習も行うし,オラに教わっている時の目も変わった。

こんな小さな子でもW杯は影響を与えるのかと,サッカーの持つスゴさみたいのを初めて感じた少年だった。
1987年から多くのこどもたちを教えてきたが,こんな子は初めて。
2週間前の平日練習の時、コーチたちと最後の写真を撮った。
無口で、おとなしい子なんだが、目から涙がこぼれていた。
いい別れができた。
寛!アメリカを堪能してこいよな!
待ってるし!
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年中時代の寛クン かわいいな!
by gsfc_aoshima | 2013-07-20 07:08 | ジュニア