臭いがしない、匂いがわからん
2005年 01月 22日
看護士さん顔しかめている。「なんか、臭うんですか」「まだ臭ってきませんか」「いいや、なんもにおいませんが」60秒後、ストップウオッチを止める。結局最後まで臭わなかった。
先生が言う「だめですね。鼻の細胞いかれてます。なおりません。」「えぇ〜〜〜〜〜ッ。どういうことですか」「もうにおいをかぐという行為は無理です。こうなると、一生このままでしょう」
「まじっすか!あの、薬を飲んでもですか」「薬はありません。日大の板橋病院にはこの手の検査をもっと精緻にはやってくれますが、直すと云う事ではないのです。紹介状書いてもいいですが」「はあ〜っ。考えてまた来ます」
直してくれねえのなら板橋くんだりまでいくかよだ。1分やそこら看ただけでで「もうだめですね」とは失礼じゃねえかぁ!。
ちょっと断定が極端すぎねえかよ。「ぜったい戻りませんから」といった言葉が妙にうれしそうに聞こえたんだがよお。先生様
ここ1ヶ月風邪気味で、直ったらまた新しい風邪を拾って来ていたが、どうもいろんなもののにおいがしないなあと思っていたら、ここ2〜3日でそれを確信した。
仕事で富士に行った。街はパルプの工場の煙がもうもうである。いつもなら窓閉めていても臭ってくる。ええい全開だぁ。深呼吸する。1回、2回、3回あれ〜くさくないぞ。
脱硫装置がいいのになったんかいなあ。いいや、そんなはずはねえ。
このさいだから、おしりに手を持っていってブリッ,プ〜。大事にまるめて、鼻先へ。なんも臭わねえだら。
家に帰って、娘の香水のふた空けてみる。ぎへ〜あの魅惑的な匂いがないずらよ。
このさいだから臭いでも匂いでもどちらでも嗅ぎてえもんだが、ぜんぜんだめだ。
鼻の回路がショートしたのかしらん。もう朝のみそ汁やら、焼き肉やら、ひきたてのコーヒーやら、無理かも。
夜、調剤薬局をやってる弟に電話する。『お前んとこに鼻がにおわないという患者さん来るかい。」「そんな患者はいねえずら。」「そのにおわない症状になったのが俺なんだが」「なんだ。そういうことか、それは血筋だからしょうがないとあきらめた方がいいだらよ」「うちの家族でそんなのいたかぁ。おやじかい」「いいや、おれだがね」「ええ〜!おまえもにおわんの」
「におわんくなってからけっこうになるから先輩かなあ」「ほんまかいや!まいったなあ」
「べつに、においなくてもけっこう元気だから、目がみえなくなったわけじゃあねえからさ」
前向きに考える事にした。なんにもにおわないから空気はさわやかだし、くさやもオーケーだし、車の中で一発ぶっぱなしても窓空けなくてもいいし、たばこのけむりもきにならないし、
足のにおいもどうちゅうこともなし、いいこともたくさんあるじゃねえかい。
まあ、わいのことだから、ちょっとしたら何かの間違いで一時的に回路が遮断されたのかもしれんし、医者のいうことばかりが正しいとも限らんし、もう、この無臭状態をとことん楽しんでやろうじゃないかい。
今日はサッカーの話題は無しということで締めたいと思います。
帝京三高のスポーツ推薦の入試が始まった。いよいよ3年生は本番到来だ。みんながんばってくれ〜〜〜。