我が家のお雑煮

ブログ仲間のレイニーさんのお正月のお雑煮は奈良仕立てだそう。
美味しそう!
彼女はオラァの高校の後輩だが、奈良に嫁に行ったので奈良風ということになる。
同じく、ブログ仲間で横浜の食卓の風さんはこのような美味しそうなお雑煮
静岡県磐田で育ったオラァン家のお雑煮はこれだ。
ジャジャジャ〜〜〜〜ん!!!
我が家のお雑煮_b0005596_6323341.jpg

なにこれ!
見た目悪い。
なにせ入っている具は白菜だけ。
料理方法は至って簡単の3分間クッキング。
まず、なべにお水を入れてお醤油。
かき混ぜて適当に色がついたと思ったらぶつ切りの白菜を鍋の底に並べる。
別にきれいに敷き詰めるほどではない。
適当でよい。
餅が鍋にくっつかないようにとの配慮からだ。
火をかける。
ちょっとあったまってきたなと思ったら切り餅を投入。
もちろん、焼いた餅の方が見た目がいいのだが磐田の人はそんな面倒なことはしない。
グツグツ煮てしまう。
餅が柔らかくなったところでお椀に入れる。
白菜しか入っていないのでお椀に盛るなんて状況ではない。
おつゆも多少トロトロになってしまっているが、このトロトロ感が磐田の人にはたまらない。
そして、用意した鰹節をこれでもかというぐらい入れちゃう。
鰹節がシュワシュワしているのでこれを目で楽しみながら食す。
これはお料理とは言えない代物なんだがよ。

鰹節まみれのぐたぐたに柔らかくなっている餅がなんともいえず美味だと思う。
今でこそこれってなかなかだよなと思うのだが、かつてはこんなお雑煮は恥ずかしくて言えないよなと思っていたぐらいである。

貧困なのか、舌が肥えていないのか、我が実家だけなのか、こんなお雑煮と怨んでいたこともしばしばあった。

なにせ最初に食べないと、二度煮した時にやぁ、そりゃあもうお汁は溶けたお餅でドロドロだに!

そんなドロドロなお汁と、これでもかと柔らかくなっているお餅が大好きな親父は、10年ほど前の成人の日に気管支にぴったりと張り付いてしまって意識不明になり3ヶ月後に亡くなった。
掃除機では吸い込まんで手遅れずら。

お正月にはおせちもあるし、筑前煮もつくるし、テーブルにはなんでも揃っている。
それにも関わらず、お餅と一緒にいろんな具を入れるのはどうかとさえ思う頃ごろなんである。
みそ汁の中にお餅を入れるなんていうのはどうなんだろうね。
どうにも抵抗があるのである。
レイニーさん!やっぱし白菜と鰹節ずらぁ。
たまらんにぃ!
by gsfc_aoshima | 2012-01-13 06:58 | 恥ずかしながら直助