秀助のMGAのご紹介
2010年 01月 25日
2002年に整備工場の一番奥でゴミの中に埋もれていたMGAを偶然発見した秀助は涙したという。
哀れなのか憐れなのかアラレなのか知らないが、とにかく、こいつを生き返らせようと「オラァこいつ買うだいね!」
何年もゴミに埋もれていたと言うんだから、その修理屋も剛毅というか、まあ、ゴミ集めが好きというか!
天井から枯れ草というか蔓草が垂れている。
がらくた小屋というよりも使われない物置だな。
出せない粗大ゴミの山だ。
それから3年、コツコツ部品を探しては、あるいは海外から取り寄せたりして完成させていった。 一個一個のパーツを探すんだから世人にはなんとも理解し難いことで、はっきしいってバカにつける薬はない。
究極の「カーキチ」だと思う。
凝り性だと言えるが、いわゆる好奇心いっぱいの性格ではなかろうか!
オラも含め兄弟それぞれがおっかさから受け継いだ血だといえる。
とりあえずレストア前の写真から
そして、3年の歳月をかけて完成させたMGAがこれだに!
MGBではないずら!
なんというヒップラインの流麗なこと!
おもわず目をつぶってほほを寄せたくなる。
クルマは走りゃあいいなんて言ってるオラでも撫でてみたくなる。
ボンネットは革ベルトで縛ってあるダニ。
男どもが大好きな革ずら!
男は革ベルトと聞いただけで興奮するもんだに!
そして英国のエンブレム。
これってよくよく考えたらたいへんなことではないかい。
日の丸つけてご覧なさい!
すぐさま右翼に間違われる。
おかしいよね!日本人って!!
そう、最後の1枚は50にして薬剤師の資格を得ようと根っからの文科系ではあるが、果敢に大学入試を目指した秀助。
これはとりあえずダメだったが、いまはヴァイオリン教室に通っている。
そう、カッコつけた写真を撮るために苦労したわけで、アホのナルシストではあるが認めてやりたい。
それから、このMGA1500CCはたぶん1955年頃のものではないか。
秀助より年長だ。
ピッカピカだに!すごい!!!