三浦知良はやっぱり一流だ

神戸新聞にこんな記事があったのでご紹介

賛否両論がある中で、僕はジーコの功労者招集案をこう受け止めていた。最終予選を迎える前にW杯1次予選という公式戦がある。ジョホールバルで最終予選を突破した経験を持つ僕とかゴン(中山雅史選手)を呼んで、「最終予選は本当に厳しい戦い。もう一度、日本サッカー界全員で頑張ろう」と気を引き締めたかったんじゃないかと。

 今の代表に魂がないわけじゃなく、すごくいい状態にある。その中でも、さらにレベルアップしていかなきゃならないから、僕らを必要としてくれた。「感謝の意味を込めて」というジーコの言葉もうれしいけど、僕はそうとらえていたんだ。

 招集は見送られた。でも僕にとってマイナスなことじゃなかった。神戸で先発出場するようになった時期と重なって、周りが盛り上がると、こうなったらいくしかないという気持ちになった。僕の受け止め方とジーコの考えが一緒かどうかは分からないけれど、近いものが絶対あると思う。

 あそこまで報道されていたから、楽しみにはしていたけどね。いろいろな反響があったし、僕の周りには、やっぱり「見たい」と言ってくれる人が多かった。そこで自分がどういうパフォーマンスをできるか。最初のころはヒデ(中田英寿選手)や稲本を呼ぶっていう話もあった。セリエAでバリバリの主力としてプレーしているヒデらと一緒にやれたら、普段とは違う感覚で、できるのかなとか考えていた。

 そんな中でも、代表発表の後に、すぐJ1リーグの鹿島戦があったからね。しっかりとしたパフォーマンスと、チームの勝利を思って集中した。

 だれに騒動の責任があるのかっていったら、だれにもない。反対されることも「カズを見たい」っていう人がいるのもいろいろな意味で自分の実力。コメントでも出したけど、努力を続けることが一番大事であって、それはこれまでと何も変わらないんだ。

(直じい)シンガポールがどんなメンバーで来たっていい。ジーコがどんなメンバーでやろうとそれはジーコの勝手でしょ。みんな口だしすぎる。
プロの監督なんだから、負けてボロクソはわかる。勝ってもボロクソじゃあやってられねぇよな。
とにかく最終予選にいくのは決まったんだから、ジーコのやりたいようにすればいいと思うんだが。世界のサッカーの中で、あらゆる場面をジーコは見てきた。世界の片隅でやっとサッカーがねづきつつある島国の連中があーだこーだ云うんでねえ。
サッカー評論家なるもの云いたい放題。ふざけんな。

いまから14年前のイタリア大会で見にいった日本人は何人いると思っているずら。サッカー関係者100人。サッカーきちがい150人ぐらいずら。
日本人でJのいま監督やってる連中はプーマのアレンジでワールドカップ見にいってたわけだけど、ローマから電車で2時間ぐらいのところの日本人なぞ見た事ない村で、農家の屋根裏部屋で寝起きして試合を見に行っていた。そのとき、ジーコはローマの5つ星の最高ホテルに奥さんと泊っていた。
直じいそのとき、加藤久ちゃんとジーコに会いにいったので間違いございません。
もちろんジーコには疲れているので会えないといわれて断られたけど。
この差が世界との差づら。かたや農家の屋根裏、かたや5つ星。
レッズの森GMは4つ星にいたなあ。これは別格。おれたちアラブ人が泊るようなテレビもない雨漏りのしている木賃宿に押し込まれていた。そんなもんである。日本のサッカーの扱われ方なんて。

協会は観客一杯、それで勝てば御の字である。どうしたらお客さん一杯になるか、ジーコのほうが考えている。
ジーコの発言なかったら、ここまでシンガポール戦が盛り上がらなかったずら。

けっこうシンガポールの方はいままでとちがった新しいメンバーでくるはずだ。
そんなのにガチンコでやらんでも余裕こいてやったらいいとおもう。
だからカズはみたかった。ぼくらのカズを。
by gsfc_aoshima | 2004-11-16 06:39 | 日本代表