2013年 12月 11日 ( 1 )

松永章さんに会う

昨夜は横浜で早稲田ア式先輩の松永章さんに会う。
入った居酒屋は、オラが小学校から中学までサッカーを教え、元キッズのコーチでもあった岡くんの働くお店。
塚田農場ということの社員である。
この日はお休みでいなかった。

松永さんはオラの2年先輩。
藤枝東で高校三冠王、元日本代表、天才FW。

オラの高校に藤枝東が磐田農高と試合をしたときの選手のオーラは半端なかった。
とりわけ、松永選手は別格で、国宝の仏像と我が家の観音様との違いほどである。
にやっと笑った時の金歯は一生忘れない。
金歯がスゴいなと思った。きっとボールが当たったんだなと思った。
高校生なのに大人と子どもがサッカーしているぐらいの差があり、こりゃあダメだと思った。

それから3年、浪人生活を経て早稲田に合格したので、サッカー部に入ろうと思った。
3月中旬、再上京して、東伏見のサッカー部合宿所を尋ねた。
ボロボロの建物、やばくない?

「こんにちわ」
しばし応答無し。
パジャマ姿の松永さんが出てきた。
寝ていたんだと思う。
「なんだい?」
「入部したいのですが!」
「マネージャーも主将もみんな韓国遠征でいない。オレは韓国であご骨折して先に帰ってきたが、このあとはオフになっちまうしよ!」
「どうしても入部したいのでお願いします」
そんな話があったあと
「出身はどこだぁ?」
「磐田南です。松永さんがうちの高校でサッカーしたの見てました。スゴかったです」
「そうかぁ、バンナンか。」
「うちの高校では早稲田のサッカー部ひとりもいないんでどうしても入りたいのです」

「じゃあよぁ、マネージャーにはオレが云っとくから布団と着替えを田舎から送れよ」

そんなこんなでさっそく布団を送って、3月下旬に合宿所に入った。
4年生のマネージャー本堂サンから
「おまえかぁ!布団送ってきたのは!何にも聞いていないが、入部希望?」

「えぇ?松永さんから布団送れといわれましたけど」
「聞いていないな。しょうがないな。行くところもないだろうから、今晩はここに泊まっていいが、いつでも辞めていいから」

ということで、辞めることもなく居座り続けて卒業まで迎えた。
人との出会いはこういうことから始まって、もう40年以上のおつきあいになる。

そこらへんの大学生なら、ぜんぜん負けないぜと白髪の紳士がのたまっていた。
松永章なら、さもありなん。
いい酒だった。
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by gsfc_aoshima | 2013-12-11 08:47 | 昔の仲間シリーズ | Trackback | Comments(0)