「ああ恥ずかし」から

新潮文庫から出ている阿川佐和子ほか「ああ、恥ずかし」という文庫本を読む。
すべて女性のそれもそこそこ有名な女性が穴があったら入りたいような恥ずかし体験を正直に赤裸々に書いてあるというので、買うのもちぃ〜っとはばかれるような真っ赤な表紙なんだが、おいらも恥ずかしそうに買ってみた。

けっこう笑えるんだが、ここまで書いちまっていいのかよぉというほどサービス満点な恥ずかし体験を披露していらっしゃる女傑もいる。
概して多かったのは学生の頃、制服のスカートはかないで学校に行っちまってコートを脱いでしまったとか、ストッキングとジーパンを一緒に脱いで、次の日、おんなじジーパンをはいたら、前の日のストッキングが足の間から出てきたとか、まあ70人の女性がこんなことしたのかという内容だった。
とはいえ、考えようによっては、どうでもいいようなアホな話ばっかしだから勉強にはならん!

その中に、作家で女優の前川麻子さんが書いているのをちょっと紹介する。
赤ん坊に赤ちゃん言葉で話しかけるのは恥ずかしいが、うちの猫に延々と話しかけるのは恥ずかしくない。
化粧品売り場でテスターを塗りたくられるのは恥ずかしいが、スウェット穿いて顔も洗わず自転車でスーパーにいくのは恥ずかしくない。
薬局で便秘薬を買うのは恥ずかしいが、腸の洗浄クリニックは恥ずかしくない。
等々。

これをオラの場合を考えた。
トイレ編
駅のトイレで小さいほうで並ぶのはもちろん恥ずかしくないが、大きいほうで並ぶのは恥ずかしいというか、並ぶ勇気もない。
トイレを借りるのは恥ずかしくないが、隣に誰かが入っていたら、その人がトイレから出るまで恥ずかしくて静かにして音も出さない。

書店編
アサヒ芸能やら週刊大衆や、週刊実話を買ったり立ち読みをするのは恥ずかしくないが、官能小説の文庫本は買うのは恥ずかしい。

だから、買いたくても買えなかった!
でもこの文庫を読み終えたら買ったのだ。そう!官能小説の文庫を!
表紙のイラストが何とも言えないほどそそるような奴を。
もちろん横浜では買わない。だれが見ているかわからんから!
静岡ならだれにも会わんだろうというので、小さい場末の本屋でだ。
それもほかの文庫を2冊ほど余分に買ってその中に入れ込むという、ビデオ屋で映画2本とアダルトビデオを混ぜ込むという手法と同じだ。
そのぐらい、ヒヤヒヤして、初めて女性官能小説家「藍川京」さんの「爛漫花」を清水の舞台から飛び降りる感覚で購入した。

いやぁ!こんなすばらしい本をいままで恥ずかしいばっかしでちょっとした勇気も出さず買わずにいた自分が恥ずかしいよね!
新しい世界が生まれた感じだよね!
昔、川上宗薫という、あの「わたし、ジュンとなっちゃんたんです!」を思い出す。
電車ん中でうとうとしていた自分が情けないだに!
口開けて寝ていては文化も何も生まれないし、向上心のかけらもないよね。

それからは「美しくも淫らに」「魅惑の女主人」「柔肌いじり」と続いたが、どうも同じパターンのシュチエーションなんで、ここんとこは「草凪優」様のほうも読ませていただいている好色じじいなんだある。
でも題名見ただけでいろんなことを想像できるのがいいよね。

生きてて良かった!

朝っぱらからスケベな話も大事だよね。
人生達観しちゃあダメだいね!
色とか艶とか大事だいね!
枯れちゃ終わりだぁ。
それから、まだまだ横浜ではこの手の本は買えない自分がいとおしいーアホだに!
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Commented by 通りすがりの者です at 2008-03-19 20:23 x
それなら是非前川麻子氏の「すきもの」を!講談社文庫から出ています。
僕は恥ずかしくて電車の中で開けませんでした w
Commented by gsfc_aoshima at 2008-03-23 04:59
さっそく読んでみましたが、僕的には藍川京さんのほうがノリが軽くていいです!
by gsfc_aoshima | 2008-03-19 06:41 | どうでもいい話 | Trackback | Comments(2)