イチローの話を聞いて

昨日はMLBのオールスターゲームがあり、イチロー選手がMVPを獲得した。
3安打そして1本が逆転のランニングホームラン。
堂々のMVPだったそうだ。

試合後の記者会見で、「日本の野球のレベルが上がったんですよね?」という質問があった。
イチロー選手は「上がったのもそうなんだけんど、もともと力があったわけで、メジャーに来れる機会がなかった」
それから、日本の記者の質問、とりわけ日頃から接していない、野球の事をあまり知らないような中身の無い質問に対しは、昨日は多少答えていたが、女性記者の質問には「次ですね!」と答えなかった。

けっして不遜でもなんでもないだろう。
まず、機会がなかったということは日本のプロ野球界、機構というか、経営者達の視野の狭さを痛烈に批判している。
現状の権利の保全というか、選手はおれたちのものという姿勢にである。
日本のプロ野球の選手にいったんなっちまうと、そこから抜け出せない制度が存在する。

高校野球の特待生制度もしかりだ。
だれのための高校野球か。
高野連のエラい人たちは60年間寝ていたのだろう。
世の中の動きにまるでついていっていない。
自分たちの権利みたいなものやら、憲章を金科玉条のごとくかざし、これにちょいとでも違反したら罰するぞはどうみてもおかしいのである。
憲章を「錦の御旗」にしたところで、その旗そのものがすでにボロボロではなかったか。
かつては、そう昭和30年から40年ごろは公立が優秀で、一部の学校をのぞいて私立はレベルが低いなんていう風潮やら現実にもそうだった。

でも、公立があぐらをかいてるあいだに、いやそういう表現ではなく、変化も無く淡々と年月が過ぎていくあいだに、私立の学校の関係者の皆さんは全国規模で頑張ったんだな。
頭を使い、からだを使い、智恵を絞り、より良い学校にするためにだ。
ぼやっとしてたら会社いや学校つぶれちゃうんだな。
そんななかで特待生制度だって生まれてきたんだと思う。
なにが悪いんだと言いたい!

はなしは元に戻すと、そういうがんじがらめの制度の中や、マスコミの批判の中から飛び出していったのが、野球では野茂でありイチローだった。
古くはゴルフの岡本綾子であり、サッカーでは中田ヒデ、テニスの伊達公子ではなかったか。
こういった人たちはどちらかというと、マスコミにたえず批判され続けてきた時期が多かった。
既存の中から出て行こうとすると、日本人ってマスコミに代表されるんだがけっこうおせっかい的にいろんなことをいうんだな。
マスコミの人ってなんか勘違いしている人が多いよな。
俺たちが一番頭がいいって!
書いてあげるって!
そんな人ばかりではないかもしれんが、そういう人が現実にいるのも事実だ。

オラはいつもこの手の記者会見で感じるのは、日本人マスコミの人のレベルの低さというか、勉強不足というか、質問の中身の無さをである。
質問される方はスーパースターなのにである。
常に専門的な質問を受けている彼らはどうでもいいような質問には答えたくないのである。
先に述べた各界のスーパースターはほんと日本のマスコミには冷たかったもんな。
というより、そういう質問するなよということだな。

アジアカップのカタール戦のあとのTVインタビューでのオシムなんてその典型だった。
あれは不甲斐ない選手に怒ったんではなくて、「あんたの質問にはまともに答えられねえや!」

とはいえ、イチロー選手のレベルの高さ、とりわけボディバランスの良さには脱帽だな。
動く絵画といっていいほどの安定感のあるスイング、ほれぼれだ!
天才が努力したらこうなるという見本だと思います。
by gsfc_aoshima | 2007-07-12 06:44 | 高尚な話 | Trackback | Comments(0)
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