国見と見付の比較論

国見にはほとんどメーンストリートというもんがなかった。
店もない。
居酒屋もスナックもほとんど見つからん。
でも、国見のサッカーのことやら、卒業選手のことやらよく知っている。
街灯にはサッカーボールだしよ。
妙霊な女性もいた。
飲み屋は2000円と1000円だったし!

12月4日夜、おふくろの見舞いに行ってそのまま実家に泊る。
夜、寒かったけんど磐田の町に出る。
8時だというのに人影は皆無で、クルマの往来のみである。
ジュビロの旗だけがたなびいている。
磐田は東海道53次の見付の宿と、磐田駅の周りの中泉という2つの町で構成されていた。
されていたという表現をなんでするかと云うと、50年前は、この2つの町の外は、茶畑と田んぼと沼しかなかったからである。
それがいまでは、周囲の田んぼはロードサイドの店が多数でき、ヤマハやらの本社やら大工場で茶畑は変わって行った。
スーパーはその周囲に出来、駅前からのジュビロードやらは閑古鳥と云おうか、高校生しか朝晩歩いていないし、昼間は人影がなく、シャッター通りとなっている。

東海道53次見付の宿はどうだろうか。
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町の東の端、愛宕神社の入り口付近、江戸からの方面にはこんな粋な案内表示がある。
池波正太郎の代表作、「剣客商売」の第3巻「陽炎」にも第1話で東海道見付宿が出ている。
東から、権現、東坂、宿町、馬場町、西坂、そして宿場の西側の加茂川まで約、1.5キロほど町並みが続く。
おらはこの東西につづく町並みを端から端まで歩いてみた。
東坂には同級生のやっている「大孫」という割烹旅館がある。
定休日だった。
きょうび、旅館に定休日があるのかい。

馬場町には同じく割烹「菊善」がある。こちらも店のお嬢が同級生だった。
予約オンリーで一見は入れない。
そんなに格式が高いのかよ。
オラぁ同級生だぞ。

重ねて言う。端から端まであるいて、見つけた居酒屋が1軒あった。
スナックはない。
国見よりひどいかも。
見付の通りをちょっとはずれると新興の地域になるんで、お店もスナックもあるのはわかっている。
だけんど、オラがその夜に飲みたかったのは、池波正太郎の見付の宿の居酒屋なんである。
小さい、しもた屋風だが、年とったおやじが熱燗をし、粋な中年の女将がお酌してくれる居酒屋だ。
もちろん、女将は髪をあげて、和服ずらよ。

赤提灯の店に入る。
通りに1軒しかない店だから、いけばすぐわかる。
のれんをくぐって、ガラリを空けて、中を見たら、いっぺんに現実に戻った。
あとずさりしたが遅かった。
カウンターに5席、テーブル席が2つ。
カウンターは先客の酔っぱらいで独占されていたんで、テーブル席に座る。
もう一つのテーブル席には何やら、弁当やら、料理のたべのこしがそのままだ。

熱燗をしてくれるオヤジはいなくて、客がオヤジばっかしだ。
女将は髪の毛を上げて、襟足を見せている事もない。
茶髪で、ロン毛でだいぶ横太りだ。
そのほかに関係者ふたりの女性がいた。
客ではなく店の従業員だった。
横太りが甚だしく相当だ!
3人ともけっこう酔っぱらっちまっている。
どうなっているずらぁこの店は!
ひとりなんぞは上下スェットだに!
スエットありかぁ、客商売でだに!

女性がやっている店なのに、とにかく店がきたないのである。
生はだめだなと決めつけて、焼酎の熱燗2杯と黒はんぺんの焼いた奴とイカ焼きを食べた。
古びたTVで「水戸黄門」をやっていたんで、最初から最後まで1時間見てお店を出る。
注文以外しゃべらなかった。
3人は先客の4人と大騒ぎだったがよ。

水戸黄門には由美かおるが出ていた。
こういう女将を期待していたんだがよ!
現実はきびしいもんがある。

とはいえ、お勘定は国見並だった。
1400円は安い!
見付の宿ももう少し努力せんと!
by gsfc_aoshima | 2006-12-06 07:24 | どうでもいい話 | Trackback | Comments(0)
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