セルビア戦

セルビアのW杯本戦が叶わなかったが、元々この国はユーゴスラビアと呼ばれたところ。
ストイコビッチがセルビアではなかったか。
たしかヨールッパの中のブラジルと称されていた。

結果は0−2。完敗である。
見ていて全く面白くない試合だった。
ザッケローニのサッカーというよりも「本田のサッカー」だと思った。
もちろん本田はいい選手だし、日本ではNO1の現人神かもしれないが、ヨーロッパには本田クラスはごろごろいる。

遠藤、そして本田を経由しなければフィニッシュ近くまで行かないのだ。
毎度同じ攻め方で、セルビアからしてみたらやり易かったと言えはしないか。
これの繰り返しであるから、強いチームと当たったときは相手の屈強なDFにたいして競り勝てない。
枚数も相手の方が多いわけなんできちっと守られたら点の臭いすらしない。

そして相手のカウンターは分かっていたといっても、やられれば、どのみち結果は負けということになる。

この期に及んで、精度がどうだという言い訳はもう聞き飽きた。
100年おんなじことを言っているような気がするわけで。負けた時は違うことも言ってほしい。

「次はセルビアを見習ってカウンター狙いもいたします」とかよ!

近未来サッッカーといっても、所詮サッカーの点の入るパターンは、レベルがあがるほど「くずして入れる」ということは難しくなる。
多くの戦術はあるだろうが、ワールドクラスの2/3の得点は
  カウンター
  セットプレー

 ではないだろうか

DFから遠藤、本田を飛ばしてその頭の上をボールが行くことだってしないとなかなか難しいと思う。
ボールを奪ってから自陣から4、5秒でシュートを打つ速さが必要でセルビアはそれを確実に得点に結びつけた。
柿谷も結果出せないでもがいているのだが、今の戦法は彼には合っていないと思う。前を向いてボールをもらうほうがいい。アジアレベルならともかく、ワントップのシステムでは色が出せないだろうな。

それからCBのふたりもはっきしいって疑問符がつく。
吉田はプレミア中位のサウサンプトンで今季1試合もリーグに出場出来ないし、今野はJ2だよ。
そして二人の前にJ2の遠藤。
遠藤は素晴らしい選手ではあったが、この二人と遠藤のトライアングルはどうなんだか。
72歳の松本育男大先輩率いる栃木SCにガンバはチンチンにやられて大敗しているわけで、「ザッケローニサン、大丈夫じゃあないよ!」といいたい。

今のままではW杯も厳しいかもしれない。
この遠征で最終人選をするどころか、もう一度再編成ではないだろうか。
最後にドリブラーの乾と、放り込みヘッド要員のハーフナーを出してきた。
どっちの戦法でやるのかよくわからないし、乾なんかはもっと使ってあげればと思う。

目が開かなくて寝落ち状態だったが、最後の10分は死ぬ気で見れた。
そして試合終了と同時に完落ちである。
by gsfc_aoshima | 2013-10-12 06:10 | 日本代表