愚兄愚弟

女房から逃げて早稲田に逃げ込むか、女房を捨てて早稲田を取るか。
なんのこっちゃぁ?

他人にはどういうことかはよく解らないのが夫婦間とはいえ、理解し難い人間が世の中にいる。
まさにその典型がオラァの弟である。
昭和30年生まれ、女房から逃げおおせてはや、15年。
独身を謳歌、早稲田讃歌。

東に早稲田の歌会始があると聞けば馳せ参じ、西に遠く台湾で早稲田同窓会があれば、関係なくても参加する。早稲田の校歌があるところにオラァの弟あり。
もちろん自腹である。
歴代の総長が出席した会合では必ず総長の横で校歌を唄う、肩を組む。
元早稲田応援団の真骨頂と言おうか、如才のなさは天下一品。
毎年の箱根駅伝では必ずTVに映っている。
けっして偉くはないが、なかなか出来ることではない。

きけば青島バァージョンなる「人生劇場」があるという。
探してきた。
高田馬場の安居酒屋で早稲田の学生が人生劇場を吟じれば、それはオラん弟の創作ものらしい。
おヒマな方は聞いてやってほしい。
齢57である。
これだけのために生きているというか、生きる証であるようだ。

「皆さんが喜んでくれるんで!」
徹すると、馬鹿にしていた人もほめてくれるといういい見本みたいなものである。
40年もののぺらぺらの角帽、燦然と輝く腕章、これほど似合う57は日本広しといえども見当たらない。


by gsfc_aoshima | 2013-01-24 09:51 | ワセダ