ヨルダン戦

オマーン戦が3−0、昨日のヨルダン戦が6−0。
ゲーム内容も完璧だと思う。
強い。
ヨーロッパでやっている選手たちは、あいてがどんなにでかくて強くても、それに耐えうる身体が出来ているのだと思う。
反則でもない限り、ほとんど倒れない。
ちょっとや、そっとのプレッシャーではものともしない。

かつての日本選手とはだいぶ違うのかもしれない。
そんなことを感じた。

そしてもう一つ、気になったことがある。
プロになる前の所属チームだ。

GK川島(浦和東高校)、DF長友(明治大)、今野(東北高校)、吉田(名古屋グランパス)、内田(清水東高校)、MF遠藤(鹿児島実業高校)、長谷部(藤枝東高校)、香川(FCみやぎバルセロナ)、本田(星稜高校)、岡崎(滝川第2高校)、FW前田(暁星高校)

Jリーグのユース上がりは吉田だけである。

オリンピックのU-23の最終バーレーン戦のメンバー
GK権田修一(FC東京)、DF酒井宏樹(柏レイソル)、比嘉祐介(流通経済大学)、浜田水輝(浦和レッズ)鈴木大輔(星稜高校)、MF扇原貴宏(セレッソ大阪)、東慶悟(大分トリニータ)、原口元気(浦和レッズ)、山口蛍(セレッソ大阪)、清武弘嗣(大分トリニータ)、F W大津祐樹(成立学園高校)

対照的な前所属チームだ。
Jのユース上がりの選手はそこそこまでは行くが、フル代表となると、そこまでは無理ということなんだろうか。
競争を勝ち抜く精神やら、したたかさみたいなのが、Jのユース上がりにはないのかもしれない。
いい選手が、いの一番に集まってくるのがJの下部組織であるわけで、強いのが当たり前なわけだ。
最後の最後で伸びしろがないともいえるし、いい選手を抱えているJクラブが20年経っても未だスーパースターを生み出せないという反省をしないといけないのだと思う。
こんな状態がずっと続いている。

もちろん、鳴り物入りで作った日本サッカー協会ご自慢のアカデミーなんかも金がかかっているわりには全く成果が出ていないと言っても過言ではない。
いい素材に、すばらしいハード、すばらしいソフトがあったとしても、国を代表する11人を育てられるかとというわけでもない。
なんかがちがうのだ。
by gsfc_aoshima | 2012-06-09 05:59 | 日本代表