あまりにうれしいので、その2

なでしこのスウェーデン戦の、試合そのものの全体的な総括をする必要があると思う。
今朝は、とりあえず得点シーンを見てみたい。
このなでしこの3得点をよくよく見ると、日本のなでしこのサッカーが日本代表のサッカーというよりも、ある意味「世界基準のサッカー」であるというのがよくわかる。
そして、入るべくして入ったゴールだったと思う。
偶然というのがまったくない、シーンの連続でまさに驚きである。

よくよく見るために、もう一度Youtubeの画面を載せる。
得点シーンを3回繰り返してみれば、その崩しの見事さがよくわかる。


1点目は中盤で澤さんがボールを持つのだが、目の前に敵がいるために躊躇なく、DFまで戻す。岩清水さんだと思うが、もらったらすぐさま20mの縦パスを大野さんに躊躇なく、くさびとして入れた。
この縦パスが効いた。くさびの見本みたいな縦パスだった。
このDFのきちんと止めてすぐ蹴るというボールコントロールの見事さと、大野さんの受け方のうまさ。止め方のうまさ。
そして斜めに敵を引きつけながらのドリブル。斜めに上がっているので相手は止められない。
止めにいったらパスを出されるから反則で止めるしかない状況だ。
澤さんも後ろからサポートしているのでパスを出す相手は澤、安藤、そして宮間さんがいる。
宮間さんにパス出した時には相手DF3人がフリーの宮間さんサイドに引きつけられた。
3人の後ろが完全に人のいないスペースがある。
川澄さんはフリーだし、「ここ空いてるよ!」と手を挙げている。
宮間さんのダイレクトで正確なクロス。
ドンピシャと言うか、完全に崩している。

2点目も右サイドから左サイドまで崩しながらの得点だ。
そして、ここも左サイドの鮫島さんがゴール前にクロスを入れた時には3対3の状況になっている。
人数が足りているのである。
ボランチの澤さんがここまで上がっているのも見事だと思うし、練習でこういう場面を想定してるんだな。

3点目もGKがパス出してから相手GKがパンチするまで、2本のパスだけでわずか7秒ぐらい、川澄さんのシュートまで10秒だ。
ここでもたぶん熊谷さんだと思うが、熊谷さんと宮間さんと川澄さんのトラップのうまさと躊躇ない判断力の素晴らしさ。

とにかくボールを止める技術のうまさがあるから目の前の相手に取られるという失敗がほとんど皆無。
驚きでもあるし、たとえば鮫島さんを見ていると、ニュージーランド戦からこの試合までにどんどんうまくなっているのがよくわかる。
みんなが自信に満ち満ちてきているし、うまさとパスを出すまでの速さ(相手の長い足が来る前に出す)、そして視野の広さが格段に向上しているのである。

とにかく世界基準と言っていいと思う。
その世界基準とはボールを止める、蹴る、連動する。この基本技術を見事なまでに表現していることではないだろうか。
止めたらすぐ蹴るというのがなかなか出来ないのである。蹴ると言うのは意志を持った正確なパスで、受け手にもトラップしやすい、優しいボールのことを言う。

そしてボールを取られないためには常に2対1の状況を作り、ゴール前でも1対2ではなく同数がいる状況を作る。

オラたちにも大いに参考になるすばらしいサッカーだと思う。
もちろん、佐々木監督さんも素晴らしいのだが、なでしこがいままでたどってきた道のり、そして長い間、苦労されて指導に携わった先人の女子サッカーの関係者の皆さん、全ての結晶がこの3点のゴールにある。

まさに感謝!!
決勝がほんと楽しみだ。
by gsfc_aoshima | 2011-07-16 07:25 | 世界のサッカー | Trackback | Comments(0)
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