部活上がり

香川が日韓戦で骨折した。
すでにドーハを離れてドイツに戻った。
日本代表の中心でもあるのでこれは痛いが、ドルトムントはもっと痛いだろう。
利き足の右小指付近の骨折とのことだが、捻挫のひどいのよりはいいかもしれない。
一日も早く回復するのを願うばかりである。

そして、その香川に代わって先発するのが昨シーズンまで清水で、今シーズンから名古屋に移籍する藤本淳吾選手だ。

横浜出身の選手なんで、さらに頑張ってほしいやぁ〜!
まして、彼は今から14年ほど前のジュニアの時代、横浜少年選抜チームのキャプテンだった。
オラはその時、このチームのヘッドコーチをしていた。
監督はいたのだが、ほとんど名前ばかりの監督だったんで、オラが現場での指揮をとっていたんだが、彼の左足のキックの精度や技術は抜きん出ていたし、キャプテンを任されたのも当たり前のように記憶している。
技術もハートも他を圧倒していたと思うし、全ての中心が藤本選手だった。
オラが見てきた中では、彼を越えるジュニアはいない。

この年代には他にもJリーガーになった選手がいるんだが、彼だけはものが違うということばが当たっている。
マリノスのジュニアにいたのだがマリノスJr.ユースへ行かなかった。
高校も桐光学園だし、そして筑波大に進んだのだが、こういう部活のなかでもまれたのが結果的には良かったのかもしれない。
オーストラリアとの決勝は藤本選手の左足に期待しているわけなんである。

それから、この日本代表の構成を見てみるとJのユース上がりの選手がほとんどいない。
ていうか香川は東北のFCバルセロナという、いわば無名のチーム出身だし、先発、交代で出た選手はJのユース上がりは皆無である。
Jのユースの選手がなりものでJリーガーになったとしても多くの選手が伸び悩み、日本代表のほとんどの選手が高校の部活上がりというのも、気になるのである。

日本サッカーの課題がここにあるのではないだろうか。
by gsfc_aoshima | 2011-01-28 08:26 | 日本代表