白張は着たいけんどオラァはやっぱし一生涯裸

昨日は磐田見付の裸祭りだった。
もちろん今回は参加出来なかったわけなんだが、やはり1年のけじめの祭りに参加しないと体の健康、心の健康にも相当影響するわけで来年は、なにがなんでも出ることにする。
サッカーが全てなんだが、やっぱし日本人、遠州人、そして見付に生まれたからには望郷の念、甚だし!

さっそく、お祭りに参加している弟の秀助
ーそう!
早稲田キチガイの弟ー昭和版人生劇場のイントロを作った男、
学生時代「吉永小百合を思慕する会」の幹事長を務め、朝のワイドショーに小百合さんと対面した男
最近では「早い」という字を見ただけで涙が出てしまう極度の自意識過剰男
ーそんな大バカなアホ助君が自らのMixiのブログでお祭りについて書いているのでご紹介したい。
以下の通り
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静岡県磐田市の、天下の奇祭「見付天神裸祭り」・・・それが今日行われるわーい(嬉しい顔)
旧暦8月10日〜11日に行われるこのお祭りは、起源が正暦四年(西暦993年)と言われているから、何と千年以上の歴史を誇り、国の重要無形民俗文化財にも指定されている。

あおちゃんは、もちろん見付っ子手(チョキ)
人生の中で、このお祭りに参加しなかったのは、参加が禁止されていた高校3年間と、大学5年生の時に着物に袴姿で「ヨーロッパ珍道中」をした時だけ。
浜松に移り住んで20年以上になるというのに、今だに気持ちの上で浜松市民になりきれないのは、ひとえにこの裸祭りのせいかも知れないあっかんべー

「裸祭り」と言っても、知らない人には何のことだか分からないだろう。
ひょっとして、全裸のオトコ集団が裸踊りをするとか、裸の男女たちが良からぬ(良い?)ことを公衆の面前でしてしまうとか、いろいろと想像が膨らむかも知れないウッシッシ
実際にはどうかというと、まったくそんないろいろのこととは関係ない「熱いオトコの祭り」手(チョキ)
褌(ふんどし)の上に、藁(わら)で作った腰蓑をまとい、オトコたちがカラダをぶつけ合い町中を練り歩く。
数千人にも及ぶその練りの様は圧巻。
その練りの集団が、街中を練り歩いた後、深夜、見付天神の拝殿に突入する。
この練りに比べれば「激練り」と言われている浜松祭りの練りなどは、デモ行進或いはただのおしくらまんじゅうに思えてしまうほど・・・浜松の皆さんごめんなさいあせあせ
でも、拝殿の中での練りは、実際に凄まじいエネルギーの発散場所と化す。
この練りに参加すると、たった一晩だけの練りなのに、翌日は誰しも膝が笑ってまともに歩くことさえ困難になるあせあせ(飛び散る汗)
浜松祭りに3日間参加しても、そんな風になることはない。

以下公式ホームページから

<子供連>

午後6時、煙火の合図により見付町内は交通規制される。時を同じくして、各町から子供連(子供たちの裸の練り)が出発する。子供連は、見付天神拝殿前にて練り、総社へ向かい、7時過ぎには各町へ戻る。

<宵祭>

午後9時の煙火とともに、西・西中・東中・東の四つの梯団が町を練りながら進行する。梯団はそれぞれ決められた順路に従い刻限どおりに進み、見付天神へと向かう。

<堂入り>

午後11時過ぎになると、西区より西中区・東中区・東区と、裸衆が一定の時間差をつけて見付天神の拝殿に飛び込む。これを「堂入り」といい、拝殿内で勇壮に練るさまを俗に「鬼踊り」という。

<渡御>

裸の練りが狂喜乱舞する中、〆切の堂入りに合わせ、拝殿奥では神輿の渡御奉告祭を行う。そして八鈴が打ち鳴らされ、いよいよ出御の合図となる。神職は一足早く山神社前へ移動し出立の祭りをする。祭の中では、渡御を町に知らせる一番触・二番触・三番触が告げられ、二番目の煙火により見付町内はすべて消灯し、暗闇となる。

その後、拝殿内の裸の練りを割ってお出ましになった御神霊は、漆黒の闇の中、お供を従えて総社(淡海國玉神社)へとお渡りになる。

実際の姿を写真1、2で紹介しておこう。

あおちゃんは、もうこの裸集団の「実行部隊員」ではない。
実行部隊は10代20代の若者。
あおちゃんの役目は、写真1の背中を向けている人たちの役・・・「警固」と言う。
警固は、上半身にもサラシで作った神聖な布を身に着ける。これを白張(はくちょう)と言う。
「警固」と書かれた提灯を手に持ち白張を身にまとった警固の面々は、裸の集団をまとめ上げ、集団同士がすれ違う時などは間に割って入り、無用なトラブルになるのを防ぐ。
警固とは言っても、もちろん見付天神拝殿への突入は同じようにする。
この突入がなくては始まらないわーい(嬉しい顔)
写真2がその拝殿の中の様子。
上から水がスプリンクラーのようにまかれるけれど、オトコたちの熱気によってすぐに湯気と化す霧霧
拝殿の床は、水と汗でつるつる・・・そんな状態の中で狂気乱舞の練りは続く衝撃
まあここで一番苦しいのは、肩車をしてあげてる下の人だねあせあせ(飛び散る汗)
上に乗っている人間は、それこそ狂気乱舞・・・滑りそうになるのを必死にこらえながら体勢を維持する・・・呼吸もままならない。大体が大人の男性を肩車するのって、信じられないくらい重い・・・でもこれをかってでる人が沢山いるんだよね手(チョキ)

今晩の出番は午後9時から。
写真3は、兄の直助さんを肩車してあげたあおちゃん。
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以上


いやぁ、ありがたいこんだいね!
わかりやすいだいね!
弟は高校3年間、参加しなかったようだがこれは生涯の汚点だいね!
どう考えたって、学校の規則よりもお祭りの規則の方が格段上だよな!
まして相手は校長と神様じゃあどっちがえらいかなんていうのは勝負にならん。
見付の天神社は学問の神、菅原道真公だんね!

校長が頭を下げないといけない立場ではなかろうか!!
これではいつまでたっても浜松北高校を抜くこたぁ出来ん。
見付のお天神様を大事にせんと!
教育界全体がもりたてないと!
学校長自らが警固長ぐらいにならんと!

話を本題に戻そう
肩車してもらっている写真といい、本殿の中での肩車なんぞはこれほどの喜びはないわけで、もちろん肩車してもらいたいのはやまやまだが,してあげることも大事なことで、いくらお神酒がはいっていても、いくら重たい人でもかつげれちゃうというのがまさに不思議なんである。

人馬一体、いや人人一体で鬼踊り(本殿での練り)はこりゃあもう「おいし、おいし」のかけ声とともに阿鼻叫喚、上からの水のシャワー、汗、よだれ、腰蓑のわら、熱気、男臭さ、お神酒、もろもろの匂いの中で、足元つるつるなんだけんどいくらでもかつげちゃう。

俺って元気じゃん!
今年も肩車出来たじゃん
若いじゃん!
ブィブィ言わせられるずら!

そして本殿での鬼踊りが深夜12時を過ぎた頃の号砲1発の花火とともに街全体の電気が消える。
そう中部電力が電気を止めるのではないのだが街全体の電気を家にいるもんが消すのである。
もちろん、沿道の露天も電気を消す。
消さなかったら大変なことになっちまうというか、氏子の裸にボコボコにされる。
やくざだろうが香具師だろうがいかついあんちゃんだって問答無用、あとかたもなく露天壊される。
神様が下りてくるそのときの真っ暗闇の中でのお神輿のお渡り。
本殿の真っ暗な中での鬼踊りが続いている中央を御神輿をお抱えした白張、15、6名が割って本殿を出る。
そして真っ暗な山道の参道をしずかに下りる。
御神輿に続かんとする裸を別の群れの白張が役割として大きな榊をふりかざして追い払う。
前は榊の嵐、まともに当たったら大出血。
後ろからは裸がドンドン下りてきて、押され、裸のトップはなぎ倒され、現場はすさまじいまでの怒号
お抱えされた御神輿が平地まで下りたら、いよいよ御神輿を肩におかんする。
そして、中の宮まで「オイシ、オイシ」のかけ声と共に全速力で走るのである。
走るダニ!!!!

この御神輿が中の宮まで着くあいだ中、街全体は漆黒の闇である。
沿道からは何者から触られて「きゃー!」「「あれ〜〜!」
なんでもオーケーとは聞いてないがこういう輩も居るかもしれない。
はたまた若い男女、いやじい様バア様までも暗い森の中に入っていくのかも!!
こればっかしは榊でぶっ叩かれているもんにはわからない。

中の宮に御神輿が鎮座ましますと鬼踊りの裸は帰途につき、この日の行事は終了する。
裸の氏子は疲労困憊、体中キズだらけで、動けないが、お祭り見学の皆々様、キツネと狸にばかされた男女のほうは、境内の森の中でアツい夜がいつまでも続くのである。
こっちも悪くないだいね!!
by gsfc_aoshima | 2010-09-12 06:53 | 恥ずかしながら直助