土俵の鬼

初代若乃花−花田勝治さんが昨日9/1亡くなられたとのニュースがあった。

オラァ達が少年の頃、やっとTVが田舎の町の有名そばやなんぞに入りだした頃、栃若時代があった。
栃錦VS若乃花の横綱VS大関時代、そして両者の横綱時代ーとにかく千秋楽の日はそば屋は満員!
立錐の余地もなかった。
あの頃はほんといい時代だった。
そば屋でそば食べなくてもTVが見れた時代だったと思う。
そば屋には行ってもそば食べた記憶がないんだから。
ひょっとしたら毎日、そば屋に行っていたかもしれない。
TV見によ!

オラんうちも店やっていたんでTVは早かった。
そば屋に次ぐぐらいなんで、近所の人が大相撲を見に来ていた。
居間には相撲の実況の時には20人ぐらいがいつもいた。
どんどんみんなあがってきちゃう!

そんときのヒーローが栃若なんである。
映画「土俵の鬼、若乃花物語」なんかももちろん見ている。
小柄の若乃花が上手まわしを取った時に出る上手投げ、そして「呼び戻し」という投げ技−凄かっただに!
もう
呼び戻しなんていう技をかける力士は聞いたことがないし!

青森の家が貧乏で子だくさんの長男でもある花田少年が沖仲仕になってモッコ担ぎから力士になったなんてことも映画で出ていた。

元大の海の花籠部屋に入門し、一門の力道山にしごかれ、二所の関部屋の琴が浜との切磋琢磨は有名な話だ。

全てが少年の頃の昔が甦る。
なにもない時代だったけんど昭和30年代前半はいい時代だったのかもしれない。
相撲とともにの時代だったんだから。

若乃花に合掌
by gsfc_aoshima | 2010-09-02 07:05 | 未分類