相当心配な日本代表

5/24の日韓戦を控え、代表合宿が始まっている。
ワールドカップのカメルーン戦は6月14日
そして岡田監督が目標とするのはベスト4だからそれに勝ち上がるための準々決勝は7月上旬。
通常ならば、どこをピークに持っていくかと言えば7月上旬にするのは当たり前なんだが、現実的にはカメルーン戦ということになる。

この1ヶ月のタイムログは相当大きいというのが現実だと思う。
優勝やベスト4を狙っているチームは6月のアタマはある意味調整段階だし、そんなに緊張感は持続するものではない。
たぶん、試合をこなしていきながらトップコンディションを7月10日前後に持っていくはずだ。

そういう現実の中で、ピークを6月14日と明言しているわけで、そうすると24日の日韓戦は、結果−勝敗ーはどうでもいいと思う。
交代枠を全て使い切ってあらゆる可能性、チームとしてのフィットを感じる必要があると思う。

競馬でいうならば長期休養からの休み明けを徐々に叩いていくというのと同じだと思う。
このあとイングランドやらコートジボワールともやるわけで、勝とうが負けようがここでいくら勝ったところで喜んでも大きな意味はない。

ドイツ大会のとき、本戦の前のvsドイツ戦で選手達はみごとなゲームをしてくれた。
高原なんか素晴らしいプレーだった。
でも本戦ではどうだったか?
ぼろぼろだった。
体調悪過ぎで、急仕上げの結果だったし、ドイツにいいゲームをして満足してしまった。

高原はもう4年間もあえいでいる。

今回は同じ轍を踏むことはなしにしてほしい。
あくまでも本戦だ。
6月14日だ。
最初の試合だからこそハプニングも起こりやすい。
まして相手は訳の分からないと言った表現しかできないカメルーン。
勝てないことはない!

本戦までのこの調整試合に関しては、岡田は何言われても馬の耳に念仏でいいと思う。
選手のコンディションを上げること、コンビネーションの確認だけでいい。
今までと同じような先発メンバーでなくてもいい。
代表のサブと言ってもチームに帰ればかけがえのない主要メンバーだ。
彼らのモチベーションも下げさせないためにも先発で使う選手を増やすべきだ。
この日韓戦でいっぱいいっぱいの戦いをする必要はないのである。

そして心配はつきないが、合宿最初から別メニューは内田、稲本、玉田、松井ということなんだが、本当に彼らが6月14日までにからだに痛みがなく切れ切れでやれるのかは大いに?だ。
チームのポジション構成から言えば11箇所のうち4カ所で部品の予備がないともいえるわけだ。
さらに今シーズンいっこうに調子の上がらない中村俊輔や遠藤は部品でいえば金属疲労を起こしている状態だと思う。
体調が万全の上というのは当たり前のことで、それに気持ちとコミュニケーションを上積みしていくのである。
そういう意味ではこの日韓戦を見てメンバーの入れ替えもする必要だってあるかもしれない。
ドラスティックにバッサリやってもいいのではないか!
けが人、病人、そして気持ちが下がりつつある者も連れて行ってはいいことないし、急激にコンディションがあがるなんてことも考えられないのである。

7人も予備メンバーがいるんだし。
過去の栄光は全然関係ない
国と国との戦いに情けは無用なんである。
ここまで来たらけが人でもあえて選んだ川口を除く22人は横並びでスタートできる選手にしてほしい。
by gsfc_aoshima | 2010-05-22 06:45 | 日本代表