今の早稲田大学ア式蹴球部には明日はない!

関東大学リーグ第9節vs専修大学戦を平塚競技場に観に行く。
専修大を含め、出だし3連勝したが、その後は2分け4敗と勝利がない。

なぜか?

専修大学戦を見て、そのなぜかがよくわかった。
相手は最下位のチームである。
でもどちらがよく走っているかというともちろん専修大学の方だ。
ボールを持った時の動き出しが段違いに早い。
ボールを奪った瞬間には二人三人と全速力で走っている選手がいる。
そしてパスの正確性も専修大の方が上回る。
最前線にくさびを出す時には一番前の大きいのがきちんとポストをこなしていた。
それにひきかえア式は1年生のFWがヘッドでは負け、だらだらとポカ〜ン、ポカ〜ンというサッカーだったと思う。

ア式はボールを受けたら、いったん止めて周りを見る。その時にはもう詰めらている。
この繰り返しである。
両サイドのDFは完全にこの状態で、これではスピードに乗った攻撃なんぞはできるはずもなく、何の打開策も打てないまま90分が過ぎたと云ってよい。

こんな状態で相手を崩してのサッカーなんぞはできるわけもなく、唯一の得点もよく入ったなというような得点だったと思う。

ただ、オラが今回見て感じたことは部員全員が緊張感をもってサッカーをしているかということである。
昨年の成績の反省を監督、コーチだけではなく、部員がしているのかといいたい。
最終戦に負け、絶対2部落ちともいってよい状況の中で、びり2位の学芸大がダントツ最下位の順天に負けたから1部に残れた、おまけで残ったようなチームである。

謙虚に反省をし、なにがなんでも見返してやると云う気持ちでシーズンに臨んでいるとは思えないのである。

試合に出ていない部員達は観客席で見ているわけだが、彼らはどういう気持ちでゲームを観ているのだろうか。
試合中にサブのメンバーに声をかけ、笑顔でそれに応える控えの選手!
おまえら、なんか勘違いしていないかい!
試合にも選ばれない選手が大きな顔してわいわいがやがや、恥ずかしいよ!
観客席にいることだって口惜しいと思わないのか。
「なんで俺をメンバーから落としたのか」と思ったら笑顔なんて出てこないはずだ。
今シーズンお前らはもうあきらめたのか。
そんな選手はいらないよ!
そういう緊張感のない部員がチームをさらに悪い方向に導く。けっしてサポートになっていない。

古い話で申し訳ないこんだけど、1971年の3年生の早慶サッカー定期戦でオラは登録メンバーから落とされた。
口惜しくて口惜しくて、入場行進で選手が出てくる時、いたたまれず、係員の仕事もほっぽらかして正面スタンドの一番後ろに行って座り込んでグランドに背を向けていた。
涙が出てきてとまらなかった。
だから試合のことも何も覚えていない。
決していいことではない。
でもその口惜しさがオラのステップアップにつながったと思っている。
「練習してうまくなってぜったいえび茶のユニホームを着て試合に出る」

話を元に戻すと、アップの途中で観客席の同僚にニコニコ手を振っているサブが、そんな輩が、交代して試合に出たっていい活躍なんてできるわけがないのである。


長いJリーグの在籍をこなし、今はプロを引退し、うちのチームにアマチュアとして頑張っているア式OBの外池がよくオラに言ってたことがある。

「僕は先発でなくサブに廻った時は90分間アップすることもあるんです。アップだけで終わることもしょっちゅうです。でもきちんとアップをし、緊張感保ってないとゲームに出れないのです」と現役の時に言っていた。

2シーズン前の最終戦、89分までダッシュを繰り返していた。
最後の1分、そしてわずかなロスタイム、ヘッドでの競り合いの1回のために89分アップし続けていた。
誰とも無駄話することもなく集中を高めているのが観客席のオラにはよくわかった。

そういうもんなんではなかろうか。
外池はなにもレベルの高いことをしていたといっているわけではない。
基本中の基本を当たり前にこなしただけである。

試合に出ている選手、ベンチの選手、観客席の部員。全てのア式の選手に緊張感やアツいハート、口惜しさ、そして謙虚さはみじんも感じられなかった。
これじゃあ、勝てないよな!
もともと弱いところにもってきて、心がこれじゃあ!

Ⅰー3になった終了間際、たぶん次の試合を観にきたよそのチームの超OBのかたがこんなこと言っていた。
「早稲田はこのままだと2部落ちですな」
同感である。
腹も立たなかった。
そのぐらい情けない状況だと思うのはオラだけではないと思う。

それからベンチワークも決して良いとは思えなかったゲームだったことも事実である。

だけんど、もはや、それ以前の問題だと思うわけで、部員の皆さんはなんのためにア式にいるのかということをもう一度考え直してほしい。
「ア式のユニホームを着て公式戦に出る」
試合には11人しか出れないけれど、もうあきらめている部員はいらないのである。
申し訳ないけんどただちに出て行ってほしい。

もう一度言う
なんのためにア式にいるのか。

サッカーが好きだから
仲間がいいから

そういう選手はいらない。
同好会に行きなさい。
なにがなんでも「ア式のユニホームを着て公式戦に出る」という気持ちを確信的にもっている部員だけでいい。
死にものぐるいに阿修羅のごとく、同僚さえもぶっ飛ばしてやるしかないんじゃあないの!
ニコニコしている暇はない。
気が狂ったと思うほどサッカーやってみろ。

1972年シーズン当初、オラ達が4年生の時、史上最弱、2部落ち確実と云われた。
そして結果は関東リーグ優勝、大学選手権優勝だった。
以来、これと同じ成績を残した年度は1回しかない。
岡田も、西野も、関塚も、原も加藤久も2冠はとれていない。

どうしてそんなどうしようもないチームが2冠をとれたのか。
運もツキももちろんあった。

選手はマネージャー入れて26人
終盤はマネージャーが紅白戦に出て10対10しかできなかったぐらい負傷者も多かった。
紅白戦はもはや血みどろの戦場でだれかがケガすりゃあ自分が試合に出れると思うえば、ガッツンガッツン行くしかないのである。
どっちが1本目かわからないほどのゲーム中ののしり合い、そしてタックルタックルまたタックル。
もうみんながキチガイになっていた。
もちろん監督もキチガイだった。
監督は岡田の恩師と云われている堀江監督(ベルリンの代表)で、関東リーグの初戦に負けた次の週はタックルとけんけんばっかしの練習メニュー。
堀江監督はオラを試合で使ってくれたオラにとっても恩師だけんどよ!

当時はキチガイなんて思っていなかった。けんけんしないと「勝てない」といわれまじめに素直にバックのけんけんやら斜め前のけんけんやらやったもんだ。
もはやキリストとその弟子みたいな状況になっちまってひたすら「けんけん」
今思うと、信心すれば救われるというような状況だった。
部員全員が勝ちたかった。優勝したかった。

1年生にはきつかったかもしれん。
監督以下、コーチ、4年生の全員が精神異常なんだから!
でもこうならないと勝てなかったのも事実だった。

そういえば、岡田だけでなく、加藤も、西野も原も堀江監督の教え子なんだが、みんな優秀だったから堀江監督もキチガイまでは、いってなかったのかもしれない。
そこまでならなくても勝てるとおもったのだろう。
なにせ、あのときの4年生に比べたら全然レベルも高いしメンバーもいいし勝てると思ったのに違いない!

強いから勝てるというのは間違いだというのがサッカーにはよく当てはまる。
勝てないなら死にものぐるいでやるしかないのである。
オラの40年来の同僚、山岡保は4年生の時、練習後、ゴールポストとジャンプヘッドの競り合いをしていた。
まさにキチガイである。
この積み重ねが2冠の礎だと思うのは間違っていないと確信している。

ア式の現役諸君、このままじゃあだめだよ!
オラでもできたんだから。
オラでも試合に出れたんだから
もちろん、オラもキチガイだったから試合に出してもらえた。
キチガイになれ!
簡単なことである。
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by gsfc_aoshima | 2009-05-26 08:18 | ワセダ | Trackback | Comments(0)