納会その2

今年も例年通り、早稲田大学大隈講堂裏手にあるリーガーロイヤルホテルでア式の納会が行われた。
18時30分からの総会と納会なんだが着いたのが約1時間遅れで会場入りした。
川淵日本サッカー協会名誉会長がご挨拶されていた。
ここんとこ毎年出席されているが、「ご臨席されていられます」というぐらいご丁寧に言わんといけないぐらい、偉くなられているので、遠い存在になったような気がする。
でもこのクラブでは格段、役をやっているわけではないのでまあ一先輩と考えればいいのかもな!

そのあとはこの現役の学生とOBを合わせたクラブを総称して「WMWクラブ」というのだがその会長を現鬼武Jリーグチェアマンがやってるので、会長も挨拶されていた。
ただこの時は、乾杯も終わって食べ物も食べ終わっていたと云うか、オラが食事を取りにいこうとしたら、全ての食べ物がなくなっていた。
トホホであるけんど,仕方がない
学生のほうが断然多いわけで、その費用はOBが肩代わりしているから勢い食事の量だって少ないに決まっている。

仕方ないので、ウイスキーの水割りだけを飲む。
「それにしてもなんにもないなあ!」と同期の工藤に言うと「これ食ったら!」といわれたのが唯一そのテーブルに残っていたキノコ数切れ。
しめじ一切れだけを食べたが、うまくもなく「もういいや!」

会はOB諸氏の挨拶があったけんど、けっこうきついものだった。
でもそれはそれ。
各人考えも違うから否定はしないがオラァはちょっと違うと思った。

1万円の会費が高いか安いかの論議なんてもどうでもいいわけで、学生とジジイがともに酒を酌み交わせるだけでもうれしいし、まさに格安と思わんといけないのである。

成績が悪かったとかなんてぇのは、もうここまでくればどうでもいいわけで「学生の諸君ご苦労さん!。4年生は卒業してもこの会ぐらいは出てこいよな」ぐらいで終わっておけば、雰囲気も悪くはならないが、けっこうきまずい会だった。
成績が悪いとこうなっちまうのは仕方がないことなんだろうが、オラァは気持ち的に「学生諸君、ごくろうさんでした!」とねぎらってやりたいと思う。

パーティが終わると例年、4年生をOBが慰労するのが通例だ。
オラァがはるか昔、1973年の総会のあとは、いまはなき村形大先輩が銀座に連れて行ってくれた。
そのときが人生初めての銀座と思う。
田舎もんだから感激したのを覚えている。
銀座にくりだすのがその頃の習いだった。

ここんとこは早稲田近くの飲み屋でこじんまりというのに代わったが、オラはこの4年生と一緒に飲むのがうれしくて納会に出るようなものなんである。
ひょっとしたら最初で最後の後輩もいるわけで、これをのがすわけにはいけないのである。

今年はなんだか、そんな2次会もないと聞いて驚く。
だから、オラァと同期の工藤、そして前年の監督だった大榎現エスパルスユース監督の3人で連れ立った。
そして4年生に連絡を取り、11名ほどが寿司屋に来てくれた。
「えぇ!うれしいじゃあないかい!3人で11人の面倒を見さしていただけるなんてこんな先輩冥利につけることはない!」
4年生の半分ぐらいが駆けつけてくれたわけで、結局、オラはここまも焼酎だけでつまむ暇もなく、学生諸君と話をする。
この店では「イカの刺身一切れと、ホッケの焼き物を箸ひとつまみ、鉄火の小さいのひとつ」だけだった。
ひさしぶりにいい酒だった。
やっぱし学生はいいよな!
力もらえるもん!若い連中見ていると!

夜中に横浜の自宅に戻る。
家に帰るまではなんとか保ったが、そのあとはケツ出したままトイレで寝てしまったようだ。
これだけは反省としている。

とはいえトワエモア、4年生諸君!4年間ア式でご苦労様でした。


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by gsfc_aoshima | 2009-02-10 06:56 | ワセダ